Adobe StockとShutterstockで売れる写真の共通点とは?タグ付けのコツ
ストックフォトで収益を上げるには、高品質な写真を撮影するだけでは不十分です。適切なタグ付けとメタデータの最適化が、売上を大きく左右します。
この記事では、Adobe StockやShutterstockなどの主要プラットフォームで売れる写真に共通するタグ付けのコツを解説します。
なぜタグ付けが重要なのか?
ストックフォトサイトでは、購入者がキーワードで画像を検索します。適切なタグがなければ、どんなに素晴らしい写真でも見つけてもらえません。
検索アルゴリズムの仕組み
主要なストックフォトサイトの検索アルゴリズムは、以下の要素を考慮しています:
- キーワードの関連性 - 検索語とタグの一致度
- 人気度 - 過去のダウンロード数やクリック率
- 新しさ - 最近アップロードされた画像は優遇される傾向
- 除外キーワード - 関連性のないタグはマイナス評価
つまり、正確で効果的なタグ付けは検索順位を上げる最も重要な要素の一つです。
売れる写真のタグ付け5つの原則
1. 具体性と抽象性のバランス
効果的なタグ付けには、具体的なキーワードと抽象的なコンセプトキーワードの両方が必要です。
例: オフィスで働く女性の写真
具体的なキーワード:
女性, オフィス, デスク, パソコン, ビジネススーツ, 書類, ノートパソコン
抽象的・コンセプトキーワード:
ビジネス, 仕事, キャリア, プロフェッショナル, 成功, 生産性, 働き方
使用シーン・感情キーワード:
集中, 真剣, 効率, モダン, 企業, テレワーク, DX
このバランスが取れていると、幅広い検索クエリでヒットしやすくなります。
2. 検索ボリュームを意識する
人気のあるキーワードは競争が激しいですが、検索ボリュームが大きいため露出機会も多くなります。
高ボリュームキーワードの例:
- ビジネス(business)
- 自然(nature)
- 家族(family)
- 技術(technology)
- 食べ物(food)
ニッチキーワードの戦略:
「桜」→ 高競争
「富士山 桜 春 早朝」→ 低競争だが具体的なニーズに応える
おすすめの戦略: 高ボリュームキーワードとニッチキーワードを組み合わせることです。
3. 購入者の視点で考える
写真家目線ではなく、購入者がどんなキーワードで検索するかを考えることが重要です。
写真家目線(❌):
F2.8, ISO400, 70mm, ゴールデンアワー, 三分割法
購入者目線(✅):
明るい, 温かい, 自然光, プロフェッショナル, 商用利用
技術的なキーワードよりも、用途や感情、シーンを表すキーワードの方が効果的です。
4. 多言語対応を活用する
Adobe StockやShutterstockは国際的なプラットフォームです。英語と日本語の両方でタグを設定することで、グローバルな販売機会を得られます。
日本語タグ:
富士山, 桜, 春, 日本, 風景, 自然
英語タグ:
Mount Fuji, cherry blossom, spring, Japan, landscape, nature
ポイント: 単純な直訳ではなく、各言語圏での一般的な検索語を調査しましょう。
5. シリーズ・セット戦略
関連する複数の写真を「シリーズ」として投稿し、共通のキーワードを設定することで、まとめ買いを促進できます。
例: オフィスシリーズ
- 会議の様子
- デスクワーク
- プレゼンテーション
- 休憩室での交流
共通キーワード:
オフィス, ビジネス, チームワーク, 企業, [会社名は入れない]
購入者は統一感のある画像セットを求めているため、シリーズ展開は効果的です。
プラットフォーム別のタグ付けのコツ
Adobe Stock
特徴:
- キーワード数: 最大50個
- クリエイティブ・ビジネス用途に強い
- Adobe製品との連携が魅力
最適化のコツ:
- デザイン・クリエイティブ関連のキーワードを優先
- Adobe製品で使用されるシーンを想像(Photoshop、Illustrator、Premiere Pro用素材)
- コンセプトアート、テンプレート、デザイン要素として使えるかを考慮
売れ筋ジャンル:
- ビジネス・テクノロジー
- ライフスタイル
- デザイン背景・テクスチャ
- 抽象的なコンセプト
Shutterstock
特徴:
- キーワード数: 最大50個
- 世界最大級のユーザー数
- 商業利用・マーケティング用途に強い
最適化のコツ:
- 商業・マーケティング利用を意識したキーワード
- 広告、ウェブサイト、SNS投稿で使われるシーンを想像
- 季節イベント(クリスマス、バレンタインなど)に関連付ける
売れ筋ジャンル:
- ビジネス・金融
- 医療・ヘルスケア
- 教育
- テクノロジー・AI
PIXTA(日本市場)
特徴:
- 日本市場に特化
- 日本人モデル、日本の風景が強い
- 日本語での検索が主流
最適化のコツ:
- 日本特有の文化・イベントキーワード(お正月、桜、紅葉など)
- 日本人の生活シーンに密着したキーワード
- 日本語のニュアンスを活かした表現
売れ筋ジャンル:
- 日本の風景・観光地
- 日本人のビジネスシーン
- 和食・日本料理
- 日本の伝統文化
実践的なタグ付けワークフロー
ステップ1: 画像を分析する
写真を客観的に見て、以下を書き出します:
- 被写体: 何が写っているか?
- シーン: どんな場面か?
- 感情: どんな雰囲気か?
- 色: 主要な色は?
- 用途: どんな場面で使われるか?
ステップ2: キーワードをカテゴリ分けする
書き出したキーワードを以下のカテゴリに分類:
- 主要キーワード(5個) - 最も重要で具体的
- 関連キーワード(10個) - 被写体や状況の詳細
- コンセプトキーワード(10個) - 抽象的な概念や感情
- 用途キーワード(5個) - 使用シーンや目的
ステップ3: 優先順位をつける
ストックフォトサイトは、最初の数個のキーワードを特に重視します。最も重要なキーワードを先頭に配置しましょう。
ステップ4: 競合を調査する
同じテーマの売れている写真を検索し、どんなキーワードが使われているかを確認します。
方法:
- Adobe StockやShutterstockで関連キーワードを検索
- 人気の写真(ダウンロード数が多い)を確認
- どんなキーワードが使われているかメモ
- 自分の写真に応用
ステップ5: AIツールで効率化
AutoIPTCのようなAIツールを使うと、画像分析から最適なキーワード生成まで自動化できます。
メリット:
- 数十枚の画像を数分で処理
- 客観的な視点でキーワードを生成
- 見落としがちなキーワードも提案
よくある失敗例と対策
❌ 失敗例1: キーワードの重複
犬, ドッグ, dog, いぬ, イヌ, わんこ, ワンコ
対策: 同じ意味のキーワードは1つに絞り、他のバリエーションを追加しましょう。
❌ 失敗例2: 無関係なキーワード
写真: 猫 → キーワード: 犬, ライオン, 動物園
対策: 画像に実際に写っているものだけをタグ付けしましょう。スパム判定されます。
❌ 失敗例3: 抽象的すぎるキーワードのみ
綺麗, 美しい, 素敵, 良い, 最高
対策: 具体的な被写体やシーンを表すキーワードを含めましょう。
❌ 失敗例4: タグ数が少なすぎる
桜, 春, ピンク (3個のみ)
対策: 各プラットフォームの上限(通常30〜50個)まで設定しましょう。
まとめ: 売れるタグ付けのチェックリスト
✅ 具体的なキーワードと抽象的なコンセプトを組み合わせている ✅ 購入者の視点でキーワードを選定している ✅ 多言語対応(英語・日本語)している ✅ プラットフォームの特性を理解している ✅ キーワード数を上限まで活用している ✅ 重要なキーワードを先頭に配置している ✅ 競合を調査して人気キーワードを参考にしている ✅ 無関係なキーワードを含めていない
適切なタグ付けは、ストックフォトで成功するための最も重要なスキルの一つです。最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると効率的にできるようになります。
AIツールを活用すれば、さらに作業時間を短縮できます。まずは今回紹介したコツを実践して、売上アップを目指しましょう!
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